緑
流水紅葉
流水に紅葉が流れていく様を模様にした京からかみの文様です
箪笥の烏瓜
鮮やかな烏瓜の実と,蔦の堂々と伸びたさまが印象的な文様です
蒔絵の大麦
台盤に大きく伸びやかに描かれた,蒔絵の大麦です
波頭
満月とともに荒波の一瞬を見事に捉え,表現されています
厚板の蔦
厚板に描かれた唐草文様のように連続した蔦を表わしたものです
唐花唐草
想像上で理想化され創造した花を唐花と呼んだそうです
牡丹唐草
蔓性ではない牡丹と,唐草をあわせて文様にしたものです
印籠の蝉
印籠に写実的に表現された,竹にとまった蝉の文様です
絵皿の鈴虫
秋草にぽつんととまる鈴虫の声が,聞こえてきそうな文様です
霰七宝
円を四分の一ずつ重ねて繋いだ,霞文の文様です
網目
漁網の目の文様で,海老や蛸,魚とともに,大漁文としても用いられました
網代
竹・葦・檜皮などを薄く削っ編んだ,網代に由来した文様です
鱗
檜扇
檜の薄板を閉じあわせたいた板扇で,束帯には必ず持たれました
打ち出の小槌
打てば何でも望むものが出てくる小槌のことで,敵を打つより討つに転じた縁起のよい文様です