01 New Order

about New Order

 1976年、イギリスのマンチェスターで結成され、80年のイアン・カーティスの自殺によってその幕を閉じたJoy Divisionの残りのメンバーによってニューオーダーは結成された。

 当初はJoy Divisionの延長線上とも言えるような陰鬱なサウンドであったが、1981年のシングル「Everything's Gone Green」からエレクトリックサウンドの比重が高くなっていった。そういった中から「Temptation」、そして「Blue Monday」などの名曲が生まれる。

 また、ファクトリーレコードと共に今や伝説と化したクラブ、ハシエンダを1982年にオープンし、イギリスのクラブ文化の発展に寄与し、マッドチェスターやセカンド・サマー・オブ・ラブといった音楽運動の礎を作り上げた。

 レコードやCDのジャケットのデザインのほとんどはピーター・サヴィルが手がけている。


my opinion

 僕がニューオーダーを知ったのは、高校2年生の時だった。Sound & Recording Magazine で特集が組まれていた。

 「Blue Monday」、これほどまとまった歌モノは聞いたことがなかった。いや、中2の時に勧められて聞いた、Daft Punkの「ディスカバリー」は歌モノクラブミュージックの中でも最高峰だと思っていたが、それを聞いたときと同じ衝撃だった。
 力強いビートに明快なベースと上モノ、そこにサムナーの暗いヴォーカルが乗って、独特の空気が生み出される。そこらへんに転がっているニューウェイヴのエレクトロポップとは一線を画している。

 また、「Republic」というアルバムの中に入っている「Spooky」は僕のお気に入りの曲である。まるで無重力空間で衛星軌道上を飛んでいるようなサウンドと、力強く少し反抗的な歌詞に心打たれる。プロモーションビデオが面白い。

 2001年の「Get Ready」以降、エレクトリックサウンドの比重が減っていっており、普通の良い歌系ロックになっている。なので、最近の楽曲にはあまり興味が持てない。しかも、最近ベーシストのピーター・フックが勝手に解散を宣言したとかで分裂状態にある。昔から仲は悪かったようだが・・・。

vinyls & disks

"Blue Monday" 12"
1983 Factory


"Power, Corruption & Lies" LP
1983 Factory


"Low Life" LP
1985 Factory


"Republic" CD
1993 London