溶けてゆく北極の氷

 まずはこの2つの画像を見てほしい。


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 この夏の記録的な暑さは、北極の氷の大部分を溶かしてしまった。左が2005年、右が今年である。
 2005年は「今までで一番北極が溶けた年」だった。今年はそれを上回る勢いだ。

 北極の氷が溶けたらどうなるかはご周知の通りである。水着で通勤通学したくなければ、なんとかこの暴走を食い止めなくてはならない。

 しかし、我々は人間である。人間は実に残念な動物で、自分の利益・不利益を認識しなければ、動き出すことはないのである。
 実際のところ、不利益は十分に出ている。例えば、最近暑すぎて夜眠れない。昔はこんなのじゃなかったのに。これで十分ではないか。また、暑さで死者か出ている=人の住める環境ではなくなった。これで十分ではないか。
 不利益に気づけていない人がこの世界には多すぎるのである。