名古屋市立大学芸術工学研究科 藤井尚子研究室
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研究室概要
テキスタイル・デザインとは?
テキスタイル・デザインは、ファッション・ファブリックはもちろん、建築の室内装飾や自動車の内装インテリアなど、布や糸など繊維製品の素材および色彩デザインにおいてさまざまなデザイン分野と関わりあっています。特に、テキスタイル特有の「ソフト・マテリアル」や「カラー」は、身体性や感性と深く関わりがあり、わたしたちの社会や暮らし、人とのコミュニケーションを身近なところから豊かなものとするポテンシャルに満ちています。
教育および研究目標
当研究室では、テキスタイル実習をとおして、素材、色材、手、道具、技術などを体験的に理解・修得し、それらをもとに、わたしたちの身体やこころ、さまざまな感性を開き、人間に則したテキスタイル・デザインの教育および研究を展開していきます。
08年「デザインワークショップA」にて行った「名市大グッズ開発〈ふろしきプロジェクト〉」では、地域産業(鳴海絞)との協力し、「環境・健康・福祉」をテーマに新しいふろしきを提案、高い評価を得ています。
09年からは、医学部や看護学部との協力による「病衣」の研究をとおして、患者と看護者の心身のサポートに挑戦しています。
こうした活動をとおして、将来は、テキスタイル・デザイナーとして活躍を目指すだけでなく、多元的な人間理解を基盤に多岐にわたり活躍する創造的な人材を育成します。
研究活動
IWASEDAN2008
Banana paper + Arimatsu Shibori & Body
ゴミからつくる美しい布 環境保全をめざすテキスタイル・デザイン
2008年8月、本学芸術工学部にて「第1回NAGOYA環境デザイン国際ワークショップ・国際会議(IWASEDAN)」が開催された。9部門のワークショップのうち本ワークショップでは、環境保全に資するウェアラブル・デザインの提案を行った。イタリア・トリノ工科大学より2名と本学24名の計26名の学生が参加した。
「International Design Casa」での展示発表
2008年11月6日から11月13日まで開催された国際的なデザイン展示会「International DesignCasa」(イタリア・トリノ市)への出展・発表を行った。出展事業の構成団体は、名古屋市・(株)国際デザインセンター・中部デザイン団体協議会・名古屋商工会議所で、展示テーマを「ナゴヤ・サスティナブルデザイン2008~持続可能な社会に向けて~」とし、名古屋市を拠点に活躍する種々のデザイン(デザイン製品・伝統的デザイン・エコデザインなど)の世界発信を目的に行われた。
本研究は、伝統技法を応用した環境デザインの提案として展示された。
名市大グッツ開発プロジェクト
「ふろしき」は、包むものの大きさやかたちに囚われず包むことができ、包むものがないときは小さく畳み軽量であるといった融通性や自在性がその魅力である。
本プロジェクト(通称「ふろしきプロジェクト」)は、「ふろしき」の再考からものづくりの文化を探り、地域伝統産業と連携し、デザイン・イノベーションによる製品製造および商品化を、ワークショップをとおして体験的に学ぶことを目的としている。
絞りワークショップ(シャルジャ大学)
準備中
経歴
専門・研究テーマ
テキスタイルワークおよびデザイン(制作および理論研究:染織における色・素材・技術にもとづく感性表現と創造性の研究)
担当科目
学部:美術・デザイン史/デザイン材料論/芸術工学実習/芸術工学概論/感性価値論(H21年度より開講)、卒業制作・研究
大学院・前期:感性価値特論
最終学歴
東京藝術大学大学院美術研究博士後期課程(芸術学専攻美術教育研領域)、博士(美術)
社会活動
市民向けワークショップ
研究発表
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