映像コンテンツ特論メモ 2018.1.15


テーマ「ドキュメンタリーとは何か?あるいは何をもってドキュメンタリーと言えるのか?」

①「A2」 森達也 日本 2001年
オーム真理教に密着取材した作品。山形ドキュメンタリー映画祭ほかで受賞。Aの続編にあたる作品。
公平性でなく作家性や作家の視点を押し出して作られた作品。作者の著書「ドキュメンタリーは嘘をつく」などを併せて読むと理解が深まる。
見所はマスコミに就職した友人とオーム真理教に出家した同級生との会話の場面。

②「ボウリングフォーコロンバイン」 マイケルムーア アメリカ 2002年
銃規制や銃社会をテーマにした作品。ムーア独特のユーモアや皮肉を語り口にしたところが秀逸。本人が語るように原一男監督に影響を受けた作品。
ムーアはこのあとも精力的にドキュメンタリーパロディーを製作し続けている。

③「エンドレスサマー」 ブルースブラウン アメリカ 映画 1966年
自主映画やロードムービーの文脈でも語れる映画。カジュアルな口調のナレーションや映画作家の気負いを感じさせない構成などが魅力か。サーフィンブームの原点。ドキュメンタリー映画にしては「読後の爽快感」を担保した作品。ブルースはこのあとバイクをテーマに「On any Sunday」を製作、同作にはスティーブマックイーンが出演した。

④「リトアニアへの旅の追憶」 ジョナスメカス 1972年
本来なら実験映画や日記映画の文脈において語られるべき映画。
しかし、今回は敢えてこちらのジャンルで扱う。
映画とは「特別なイベント」を撮ることだけではないことを教えてくれる作品。
デッサンに例えると達人のヘタウマのような映像作品。文字通り「リトアニアへの旅の追憶」を詩的に映像表現しようと試みた作品。最も有名な実験映画あるいは個人映画と言えるか。映画であると同時にフラクサスの芸術活動の一環。

※DVDプレイヤー不調のため「ゆきゆきて神軍」ほか作品上映出来ず。

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