役者さんとお話することが多い。自身、特に演技について詳しい訳ではない。ただし、一点だけいつも気になることがある。多くのテレビドラマや映画などに疑問を感じる。
「役づくり」をするときに、その「設定」にこだわるあまり、その役の典型の部分だけに捕われることがある。ところが、我々普通の人間はいつも生活のなかで「役柄を演じている」といったらどうか。
会社や学校にいけば、社長や部長や上司や部下や、学生や先生を「演じて」いる。また、彼らが家に戻れば家族のなかで、子供や親や兄や妹を「演じて」いる。クラブ活動のなかでは先輩や後輩を「演じて」いるのだ。その時々によって人は「演じ」分けている。
つまりは映画の中で「役を演じる」というのは、いったんその別人格になってから、さらにその人格が演じている状況をそのうえで「演じる」ということだ。
半沢某や、のびたくんや、サザエさんはいつも同じ役どころを「演じて」いる強い人間だ。しかし、リアルな人間は周りの状況によって流され、「演じ」させられている、もっともっと弱い個性をもった生き物なのだ。
だから例えば、ある場所で、いじめる者が居て、いじめられる者が居て、その場に居て誰もそれを止められない現実があるのかもしれない。
皆にいじめられる人を見て、多くのいじめる人々のなかで、そのいじめられている人間を自分一人だけでも止められる「流されない」人間はどれだけ勇気があり、それはどれだけ尊い行いであることか。







今日は「女の子ごっこ」第二部撮影のなかでも、本物の学園祭のなかでの撮影を行いました。活気にあふれる本物の学園祭は画面に真のバイタルをもたらしたのではないでしょうか。協力頂いた実行委員会、ご迷惑おかけしたサークルの方々、皆様のお陰で撮影成功させることができました。ありがとうございました。
本日より「女の子ごっこ」第二部撮影とアフレコなどが始まりました。今日から三日間がんばって乗り切りましょう!!



週末は名古屋市役所内でホラー映画の撮影をしていました。昭和8年竣工のこの建物は多くの劇映画でも使われているロケーションです。自分のなくなった左手をおいかける女幽霊の話を深夜まで撮影していました。立ち会ってくださった市役所の方、名古屋ロケナビのスタッフの方、照明のヒートさんのスタッフ、メイクのラボーテさん、出演の脇田さんかげるさん、機材提供のCANONさんNIKONさんPANASONICさん。みんなみんなありがとうございました。学生のみなさん、しっかり編集しましょう!!






